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マバタキ

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刹那愛 N0.56

Category - 小説Ⅱ
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ありさには良い嫁になると言う考えはもともとない、一緒に居て邪魔さえならければ良い。

颯斗は優しく自分の邪魔にならない、両親へも言いたいことは言える。

けれど・・・一人でいる自分が何をするかありさ自身病気だとは認めたくはない。

ありさは自分の中にもう一人の人物が住み着いている事に、まだ気付いてはいない。

もう一人の自分とは二重性格であり、リストカットを始めた時におかしいなとは思う。

本来の自分がどちらかなのは分からない程、頻繁に変わるありさの性格。

ありさは人とのつながりを極力避け始めて、他人に知られるのを恐れる自分の中の恐怖。

ただ颯斗は違った、離れると思って自宅に招き入れたが優しくありさを受け入れる。

颯斗はありさの性格を愛情で変えられると、単純に考えてしまうが・・・・。

冷酷な人間の本性を颯斗は知らなすぎた、ありさは颯斗といる時間はおとなしくいられる。

ありさが変貌するときは前兆が起こる。

突然睡魔に襲われたかと思うと一瞬記憶が飛ぶ、その直後に冷酷な性格と変貌する。

初めは自分をナイフで傷つけていた。

不思議なほどの快感はしたたる血痕を見ると更に落ち着きながらも興奮する。

最初は自分が初めて女性になった時であり、その時は気づかなかった。

けれどその後フラフラと夜中にさ迷い歩き、気が付くと暴れる女性を後ろから・・・・・。

そう、ほんのちょっと後ろから椅子を引いただけである。

跳んだり跳ねたり暴れまわる女性がベッドから椅子に飛び移る。

瞬間にありさが椅子をずらし引いたのであった。

いとも簡単にその女性は首の骨を折り息絶えた、数年前の話になるが・・・・ありさは無意識である。

記憶は冷酷な性格になると思い出すが、普段は全くという程に覚えが無い。

ただ、きっかけが起きると瞳の奥に異様な輝き。、

いつの間にか行動にしているありさをどうする事もできない。

普段のありさは明るくごく普通の20代の女性でしかない。

けれど・・・心の変貌した瞬間は赤子の首でもひねる残酷さを持つ。

悪魔に魅入られてしまったかのような感情の無い人間になる。

しかし、まだ颯斗は知らないだけなのである。

自分では自覚は無いが二人の命を奪っている・・・・ありさである。

そして、今日も看護師として病院勤務を務めている。



ありさが颯斗の家に住み始めてから一月後に、母親の身体に異変が生じた。

身体が思うように動けないと言い出したのである。

母親は笑いながら言うが手先のしびれが伴い、物をつかむと落としやすくなる。

「これは更年期かしら…病院に行こうかしら・・・・」

ありさは母親の手を握り言う。

「お母さん看護師の私が付いているから大丈夫よ、安心してね」

「そうね、あなたがいるんですものね」

母親は病院に行くことを辞めてしまうが、病状は日に日に弱り始めるが・・・・。

誰も気づくことはない、それは普段のありさ自身が分からないのである。

それは・・・・ありさの根底にある病院での母親への憎しみは消えてはいなかった・・・・からである。

家族として受け入れた母親であるが、ありさは颯斗に対する感情とは全くと言ってよい程、

別な感情がらみの出発であった・・・・感情のコントロールはそれほどに違っていたのだ。

犯罪に自覚が無い人間には何が効果があるのだろうか・・・・。

ただ、ありさは人格が二つありどちらの人格も、お互いにまだ気づけないでいる。



憎しみから生まれた出発とは・・・・



     


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