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マバタキ

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刹那愛 N0.65

Category - 小説Ⅱ
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義父は身体を引きずりながら自分達の寝室に向かっている12時40分壁時計の針。

九の字のように体を曲げて床に倒れているのは自分の妻である。

ありさに気付かれたと同時に義母はアイスピックで一突きされ胸一面が真っ赤である。

見回す部屋にはありさの姿はない義父は自分の携帯を充電器から抜き颯斗にかける。

警察と颯斗どちらを先に連絡するかを一瞬戸惑い迷ってしまった義父。

息子の声を聴きたいがための迷いであった、判断能力が衰弱のせいで間違える義父。

携帯を握る手がガクッと落ちると同時に携帯も落ちる。

背後から忍び寄る影はありさである、アイスピックには赤黒くねっとりと鮮血がしたたる。

義父の顔は苦痛に歪み顔色は青白く虫の息であるように見えるがありさは気にもしない。

白いシルクのガウンはいつの間にか真紅色に染まっている。

白い裸体は粘つき張り付いた鮮血がまるでペンキを塗った様に見える。

ありさの身体は義母と義父の浴びた返り血の色に覆われている。

彼女には何の感情も無いまま部屋から出ると浴槽に湯船をはりそのままで入る。

湯船は瞬く間に赤い色に変色し始めると一気に、湯船のお湯を抜きシャワーに替える。

ボディーシャンプーのキャップを外し頭から空になるまで注ぐ、まぶたは閉じたが目に入る。

慌てて洗い流すが痛くて仕方がない、何度か洗うその都度まばたきを繰り返してみる。

何度も洗うが「血の臭いがする」ありさ自身が生理になっている。

シャンプーのキャップを外そうとするが止める、ボディーシャンプーが目に入り痛かった事がよぎる。

浴槽の淵に腰をかけてシャンプーのボトルを3回プッシュして髪を洗い始める。

浴槽に湯船を張り直すとつま先から入り頭まで湯船に浸かり呼吸を止める。

60まで数えるが後は苦しくなり顔をあげ思いっきり深呼吸をする。

バスタオルで体を覆い階段を上り部屋に戻ると、自分のベッドに横たわり左手で恥部を撫でる。

ありさの身体は興奮で欲情し始め、抑えきれない気持ちの高揚は自分を愛撫し始める。

若く美しい裸体を愛撫するその姿はまるで、白大蛇の如くクネクネベッドのシーツに絡む。

そしてそのまま眠りに就いてしまうありさであるが、義母も義父もまだ虫の息だがあった。

ありさは生理の手当てをしないまま眠りに就いてしまう…・シーツはまたたく間に真っ赤になる。



その光景はありさもまた被害者のようにしか見えない。



翌日颯斗が帰宅して玄関に入るなり異様な感覚を受け慌てて二回に駆け上がる。

階段にも無数にある血痕が違和感から恐怖に変わり鳥肌が立つ光景を目撃した。

ありさが血の海で泳いでいるのかとさえ思う程、血液にまみれながら自慰行為をしている。

ありさに駆け寄る颯斗に気付くありさは颯斗の首に両腕をまわし一言呟く。

「したいの」それは颯斗にせがむようにも、尋ねているかのようにも聞こえ颯斗はありさを引き離す。

「ありさ・・・・早く手当てをしろよ」

ありさが生理の時にわざと颯斗にせがむ事を嫌がる颯斗だからこそ言える。

「ヤダ…したいの・・・・早くしてぇ~」

血液にまみれたありさは異様すぎて役に立つことが出来ずにいる颯斗であったが・・・。

離れて暮らしていたせいか異様な光景が、逆に颯斗を欲望のままに突き動かす。

衣服を脱ぎ捨てる颯斗はありさの身体にそのままの勢いで一気に侵入してしまう。

ありさの身体は歓喜でいつの間にか颯斗の身体の上で跳ね上がる。

いいようのない異臭は二人だけの世界には、刺激となりなおも欲情をあおる。

身体中がありさの匂いと色にまみれる二人は、傷をなめ合うような獣の如く激しくつき動く颯斗。

果てしなく続きぐったりとする頃には夜の闇が忍び寄る時間でもあった。

そしてそのまま颯斗はありさを抱きかかえると浴室へ向かい、母親が倒れている姿を見る。

颯斗はありさを浴室の床におろし母親に駆け寄り、母親を揺さぶり起こし始める。

いつの間にか左手にアイスピックを握るありさは思いっきりその腕を振り上げる。

次の瞬間ひき裂くような颯斗の悲鳴が・・・・・だが丁度どこかで起きた火事の騒ぎで。

パトカーと消防車のサイレンがけたたましく鳴り響き近所でさえ誰一人気づかない。

家を密閉した上にテレビのボリュームを上げる近所には、颯斗の悲鳴と叫びが・・・届かない。

ありさは浴槽に湯をはり始める。何事もない顔つきで・・・横たわる義母と颯斗を眺める。



AM11時50分けたたましく鳴り響くサイレンの音を聞きながら、不敵な笑みを浮かべている。







     


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